ここで働きたいと思った一番の理由は、厳しくも優しい先輩方の存在とアットホームな空気感があったから。新人研修中や支配人になりたての頃は、今とは違ってわからないことやできないことがたくさんありました。そんなときに親身になって相談に乗ってくださったり、わからないことを親切に教えてくれる先輩がいらっしゃって、その存在が心の支えになっていましたね。間違えたときにはしっかり指導してもらえ、成功したときは褒めてもらえる。その環境が、自分の成長を促してくれたと思います。

社員に登用される以前、私は現常務取締役の下でアルバイトとして勤務していました。ある日、従業員用トイレに入ると水が少し逆流したように溢れていたんです。念のためにと行った私の報告を聞いた上司は実際に現場へ向かい「あぁ、これは上の階まで水をくみ上げているからたまにこうなっちゃうんだよ」と説明をしながら綺麗に拭き掃除をしてしまったのです。「次見つけたらこうやって拭いておいてね」と言って去っていった姿を見て、私は山本 五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」という言葉を思い出しました。私が努力してもできなかったそれを上司が無意識にしているのを見て、人間としての大きな魅力を感じました。それが入社を決心した理由にもなりましたね。

私が入社前と後で変わったと思うのは、物事に取り組む姿勢と人への対応の仕方。支配人として業務をこなしていく中で、自分の行動や作業の一つひとつに責任が伴い、周りに影響を与えることに気付かされました。どこへいってもスタッフや取引先から見られていると思い、態度や服装を正すことを意識するようになりましたね。仕事をしていく中で、辛いこともいっぱいありますし、うまくいかないことや心が折れそうになるほど辛いこともあります。しかし、それを乗り越えた先に人としての成長があります。当社で支配人として勤務することで、それを体感していただけると思います。一緒に頑張りましょう。